この機械は、目の度数(近視・遠視・乱視)の程度を自動的に検査するものです。また、人それぞれに顔の形が違うように角膜(黒目)の表面の形も人によって違いますが、それを精密に測り、地図のようにカラーで表すこともできる最新鋭の機械です。 全ての患者様の目の度数や角膜の丸みの程度を検査します。 さらに患者様の目にふさわしいコンタクトレンズを選ぶ時や、白内障手術に用いる眼内レンズの選択などにも使用します。
○角膜形状解析(コーニアル・トポグラファー) 角膜(黒目)の表面の形は人の顔と同じようにそれぞれ違います。角膜に直接触れるコンタクトレンズを処方する際には、一般的に角膜のごく一部の範囲の丸みを測定しそれにあったレンズを選択します。 当院ではさらに角膜の表面を最大3700点で測定し、地図のようにカラーでより広い範囲を精密に表示することが出来ます。コンタクトレンズの処方のみならず、円錐角膜などの角膜の変形の発見に役立ちます。
○TSAS(ドライアイ・スクリーニングソフトウェア) コンピュータ作業やゲームなどをすると、瞬きの回数が減り目が乾燥しやすくなります。そのままにしておくと、いわゆるドライアイになってしまうことがあります。 ドライアイでは単に目が乾くだけでなく、目が疲れる、痛い、ゴロゴロする、物が見にくいなど様々な症状が出てきます。 当院では数秒間目を開けて機械を覗いているだけで角膜(黒目)の涙の状態を検査できるTSASを導入しています。
眼圧検査は、緑内障の早期発見のための検査になります。 眼内圧は、水のような液体(房水)が循環して眼圧を一定に保っています。 房水の循環が阻害されるため、眼圧が上昇することが、緑内障の原因の一つといわれています。
この非接触式眼圧計は非常にやさしい空気を吹きつけて、測定するため、点眼麻酔が不要で感染の危険性も少なく、患者様の負担が軽減します。
視野(見える範囲を)を調べ、緑内障の早期発見と進行を抑える経過診察のための装置です。 この最新の視野計器は、、コンピュータにより一定のプログラムで行われるため、信頼性の高い客観的な検査結果を得ることができ、緑内障の診断補助や進行を抑えるための経過診察に非常に有用です。