むらかみ眼科クリニック MURAKAMI EYE CLINIC

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Cataract 白内障

10.丁寧さと安全確実性を求めた最良の白内障手術を追及して

「急がず確実に丁寧に」をモットーにして

当院での「極小切開法」(МICS)による白内障手術そのものは、通常の症例ではほぼ10分前後で終了しますので、患者さんからすると非常に負担の少ない手術という印象であると思います。ただし、これは通常の症例の場合であり、高齢者に多くある組織が脆弱な「落屑症候群」や、水晶体核の濁りが高度に進行してまるで石のように硬化した白内障の症例になるほど手術の難度が高くなり、細心の注意を払いながら慎重を期して手術を行なうため、所要時間は延びていきます。
白内障手術を行なっている一部のクリニックでは「手術はすべて数分で終わる」などと、時間の短さだけをマスコミなどで喧伝している施設も見受けられます。しかし、時間に追われて手術を急いで行なうことにより、さまざまな術中合併症のリスクや術後の問題点が生じやすいため、眼科の手術では安全で安定した手術を行なうのが本筋です。当院では「急がず確実に丁寧に」をモットーに、患者様お一人おひとりの病状や病期に合った白内障の手術に努めています。
言い換えれば、眼の手術はデリケートなため、手術を急ぎすぎて傷の大きさが1ミリ違ったり、速さを優先するあまり超音波手術での吸引時に水晶体以外に周りの虹彩や水晶体嚢まで損傷させてしまい、思いもかけぬ重大な術中合併症が起きる危険性も孕んでいます。高速で走るカーレーサーが、突然の事態に対応できず壁に激突するようなものです。
このため当院では、最新の手術機器と熟練したスタッフの下でも、決して手術の速さを求めて急ぐことはせず、一工程ごとに最新の光学顕微鏡できちんと目視確認をして、手間を惜しまず質優先の手術を行なっています

当院では「急がず確実に丁寧に」をモットーにしています

患者さんの安全に配慮して、両眼同日手術はしない!

最近、白内障手術において両眼を一度に行なう眼科施設が出てきていますが、患者さんの利便性を建前にして病医院の効率を優先する考えには賛成できません。「一度に両眼の手術をすることが優秀な医師の証拠だ」などと喧伝する一部の眼科医によって、思い違いをされる患者さんもおられるかもしれません。しかし、以下に述べる理由から、当院では特に患者さんの希望がない限り、片眼の手術からできるだけ1~2週間以上空けて、先に手術したほうの眼とのベストマッチのコンビネーションを考え、当院で開発し実施している「コンフォート・モノビジョン法」®の治療法を含めたもう片方の眼の手術戦略を立てるように努めています。

すなわち、当院で両眼両日手術をしない理由の一つは、両眼でのトータルな最良の視力のために、両眼の広い明視域をつくったり、患者さんの仕事や日常生活のさまざまなシーンに最もマッチする眼となるように、じっくり時間をかけて見極めるためです。
2つめの理由は、白内障手術後に眼に細菌感染が起こる「術後眼内炎」のリスクを避けるためです。
「術後眼内炎」は白内障手術の2000〜3000件に1件の割合で発症するきわめて少ない合併症ですが、ひとたび発症すれば緊急に病院での処置が必要な病気です。
このような2つの主な事由からも、一部の眼科医が両眼を同時に手術したがる裏には、病医院側の効率優先の意識があると見られます。しかし、このようなやり方では、重篤な術後眼内炎が同時に両眼に発症する危険性があり、良識ある医師なら決して推奨できないはずです。

「後発白内障」治療にも、最新の「YAGレーザー治療」で快適な視生活を維持

当院独自のYAGレーザー治療で遠方から近方までの広い明視域の向上を図る
白内障の手術後は、ほとんどの患者さんが眼の機能を回復しますが、しばらく期間が経ってから少し眼がかすんだり、見えづらいと感じたりすることがあります。その原因として最も多いのは、手術後に10〜20%の割合で生じる「後発白内障」による症状です。
手術後に、眼内レンズを固定するために残した水晶体の後ろの袋(後嚢)が、時間が経つうちに混濁して「後発白内障」を生じることがあるのです。つまり、白内障手術後も残された後嚢が経年的に混濁する現象であり、分かりやすく例えるならば、スマホの画面に張り付けた透明なフィルムが、時間の経過とともにシワが寄ったり皮脂などが着いて汚れてきて、次第に画面が見えにくくなっていくようなものです。
特に多焦点眼内レンズでは、光を遠方から近方まで多方面に分散させるため、後発白内障により著しい視力低下とコントラスト感度の低下をもたらします。
これに対して、単焦点眼内レンズでは、多焦点眼内レンズと比較しても「後発白内障」に対する視力の維持力が高く、もし患者さんが不便を感じた場合には、当院では最新のYAGレーザーという機器を使い、まず混濁した後嚢の中央部領域のみの切開で視力を回復させます。そして、その「ピンホール効果」により、単焦点眼内レンズにもかかわらず、遠方から近方までより広い明視域の向上を図ることができるのです。この治療は外来での治療によりわずか数分間で終了し、痛みも全くなく、患者さんも安心して治療いただけます。
当院での白内障手術
極小ごくしょう切開法」(MICSミクス)と
「コンフォート・モノビジョン法」®を
お受けになった患者さんのご体験談
諦めていた洋裁が再びできる喜び、毎日明るく快適で幸せな老後を楽しんでいます

女性(68歳)熊本市南区

私は老眼になるまで、「視力の悩みなんか自分には関係ない」などと思っていました。若いころは両眼とも1.5だったのが自慢でした。でも、そういう人は老眼が早いんですね。代半ばくらいには、もう老眼鏡を使っていました。それでも、運転やテレビ、家事などの日常生活では全く問題なく過ごせていたんです。「あれ?おかしいな」と思い始めたのは、60代に入ったあたりからでした。視界がなんだかぼやけるようになってきたんです。ただ、眼は若いころから良かったので、見えづらくはなってきても、メガネを作る時の検眼以外は全く無頓着で、眼科の先生に診てもらおうなんて思ってもいませんでした。

実は、母が白内障手術をしたのが71歳の時なので、自分が白内障であってもおかしくないはずなのに、まさかそうだとは思いもよらなかったんですね。「眼が多少見えづらくなるのは仕方がない。これが年をとるということなんだな」という気持ちでいました。私は、昔から手先を使う細かい仕事が大好きで、特に洋裁は趣味の域を超えるほど熱中していました。無心にミシンを動かしていると、ストレス解消にもなったんです。それが、手術を受けるまでの最近の数年間は、ミシンを出すことすらしなくなっていました。手先は見えないし、眼がすぐに疲れるし、すっかり面倒になっていたんですね。「こうやって年齢とともに趣味に打ち込むこともできなくなっていくのね」と、諦めかけていた矢先に白内障だとわかって、こちらのクリニックで村上先生に執刀していただきました。手術後は、それまでのかすんでぼやけていた景色が、うそのように晴れてはっきり鮮明に見えるようになり、びっくりです。費用は、全て保険診療内の低額で済んだ上、遠方から中間・近方近くまで全体的な視力も上がり、なんと老眼の度数までとても軽くなって喜んでいます。もちろん、大好きだった洋裁の趣味も復活できました。諦めていたことがまたできるようになり、嬉しくて仕方がありません。没頭しすぎて夜中まで起きていることもあり、家族からは呆れられています(笑)。
外出先でも、今では足元に不安を感じることもなく、買い物や友人とのウォーキングを楽しむことができて、とても幸せです。その反面、以前は当たり前だったことができなくなって「もう年だから」と諦めていた自分に、今ははがゆい思いを感じています。「もっと早く白内障に気づいていたら、この数年間をもっと楽しく過ごせたのに」って。

痛みは全く無く、短時間の手術で手術後の見え方は別世界

男性(74歳)熊本市南区

1年ぐらい前から、車を夜に運転していると対向車のライトが滲にじんで花火のように散って見えたり、朝日が霧に包まれたみたいに雲の中から昇ってくるように見えたりし始めたんです。さらに、晴天の日などは、外出時に向こうから歩いてくる人の顔がかすんで、はっきり見えづらくなってきました。「おかしいな?」と思って、ある眼科を受診したら「白内障ですぐに手術が必要です」と言われました。しかも、片目だけで数十万円もする高額な多焦点レンズを、「メガネなしで生活できますよ」などと言って強く勧められました。しかし、年金生活の私には高額なレンズは相当な負担です。迷っていたところ、知人から村上先生のことを紹介されました。もともと私はメガネが大好きで、その日の服装や気分に合わせてメガネを選ぶほど、いろんなデザインのメガネを集めるのが趣味でした。そこで、村上先生に自分が幼少期から近眼で、メガネに親しんでいることやメガネが自分のファッションの一部となっていることをお話しました。すると、村上先生の方から、「全て保険診療のみで鮮明に見える高機能の単焦点レンズがありますから、高機能単焦点レンズを選ばれ、当院で開発した「コンフォート・モノビジョン法」®での手術を受けられるのが良いでしょう」と言っていただきました。さらに、病状や手術についてとてもわかりやすく説明していただき、看護師さんやスタッフの皆さんの笑顔と礼儀正しさ、物腰の柔らかさ、病院の雰囲気など全てが安心感につながり、村上先生にお願いした次第です。
手術時は多少緊張していましたが、本当に拍子抜けするほど短時間で終了し、痛みも全くなく術後の目薬がしみることもありませんでした。まるで手品のようにあっという間の出来事だったという印象です。
手術後は目薬を指示通り確実に点眼することと、眼を不潔にしないように気を付ける必要はありました。それ以外はいつも通り日常の生活が裸眼で遠方から中間、そして手元近くまで不自由なく可能になりました。
また、大好きだったメガネもプラモデル作りなど長時間の近方の細かい手作業をする際には使用し、数多くの趣味を楽しんでいます。何より嬉しかったのは、靄もやがかかっていた視界が晴れて、気持ちがすっきりしたことです。
それまでは、家族と一緒にドライブに行っても、みんなが素晴らしい景色を眺めている中で1人だけぼやけた景色を見ているしかなく、疎外感というか歯痒い悔しい思いでした。でも手術後は、うそのように見え方が変わり、また家族と感動を共にすることができるようになりました。この喜びは、経験してみないと分からないと思います。

うつ傾向までも治り、船舶免許も更新でき、今も海釣りを楽しむ

男性(68歳)宇土市

年になって、両眼がかすんで見えづらくなってきたので、白内障の手術を受けました。こちらの病院の評判は前から聞いていましたので、不安はまったくなかったし、手術もあっという間に終わりました。
手術前は、物が見えづらいものだからテレビを見るのも面倒になり、食事も何を食べているのかよく分からず、気分が暗く落ち込んでいました。そんな塩梅ですから、外に出るのも億劫で「うつ」になっていたんじゃないかと思います。家族に誘われても行楽に出かける気も起こらず、仮に出かけても景色を楽しんだりすることもできませんでした。それが、手術後は世界がパッと明るくなった感じです。
今は視力が裸眼で1.2に回復し、遠くの景色もよく見えるようになりました。また、村上先生によれば、健康保険が可能な上に機能性の高い眼内レンズを両眼に入れていただいたということで、遠くだけでなく運転の際のメーターやカーナビなど近くまで不自由なく良く見えるようになりました。
以前は人とすれ違っても、知り合いが会釈をしているのにも気づかず、随分失礼な人間だと誤解されたんじゃないかと心配になり、それも外出を控えていた原因でもありました。でも、今では大成張りで外出もできます。
向こうから来る人の表情がよく分かるので、ついつい世間話にも花が咲きます。
実は、私の趣味は釣りなんですよ。船も持っていて、昔は仲間を誘ってよく釣りに出かけていましたが、ここ数年、船の操縦に自身が持てなくてやめていたんです。
しかし、手術後はすっかり元通りです。船舶の免許更新もおかげさまで無事に済みましたし、また釣り仲間を誘って出かけています。
こんなに生活が生き生きと行動的に変わり、気分まで晴れ晴れとなるなんて驚きです。もつと早く手術をすればよかったと、同年配の友人にも勧めているくらいです。

80代の後期高齢で、四季の花々と洋服選びを楽しみ、新聞が読める

女性(84歳)美里町

白内障の手術は、4月に右眼の手術をして、5月に左眼も手術しました。最初は別の病院にかかっていたんですが、そこの病院では大学病院を紹介すると言われて、何かおおごとになった感じがして不安になってしまいました。
そんな時に、たまたまこちらの病院のことを聞いて、どうせお願いするなら信頼のおける先生がいいと思ったものですから、思い切って村上先生に相談してみたんです。そうしたら、先生も看護師さんたちもとても優しく対応してくださって、こちらの話もよく聞いてもらえたんです。話しているうちに不安も消えて、「ああ、やっぱりここなら安心してお任せできる」と思えました。そこで思わず「何もかも先生にお任せします」と言っていました。
手術当日も、少しも怖くはなかったです。手術そのものも、痛みもなく10分ちょっとで終わりました。入院覚悟で行ったんですが、何とその日に帰ることができてさらにビックリでした。家に帰って眼帯をはずしたら、周りの何もかもがまっさらに見えて、まるで生まれ変わった気分でした。
今は近くの山の新緑や紅葉と四季折々の花々も色鮮やかに綺麗に見えるだけでなく、洋服選びも楽しくなり、毎朝の新聞も不自由なく読めるようになりました。
90歳近くになってこんな気持ちになれるなんて思ってもいなかったので、私が身をもって体験したことを、今は人のためだと思っていろんな方々に話しています。
それから、信頼のおける先生に出会えるということも大事ですね。

左右の眼のバランスを考えた最適の眼内レンズの手術で、美容師の仕事も不自由なく快適そのもの

女性(84歳)熊本市南区

私の場合は、メガネをかけても左右のバランスが合わなくて、とても不都合を感じていたにもかかわらず、「自分は視だ」と勝手に決めつけて、どうしようもないんだと半ば諦めていたんです。
私は美容室を経営していまして、片方の眼が不具合でも仕事そのものにはそこまで影響はなかったものですから、そのままほったらかしにしていました。
ところが、ある日、店のお客様がこちらの病院のことを話されていて、「そんなに評判のいいお医者様だったら、私の眼もどうにかしてくださるんじゃないか」と希望が湧いてきて、すぐこちらに伺ったんです。「手術が必要ならお願いしよう」と、すでに手術をする決心もしていました。
村上先生にお会いして、自分の眼についていろいろとお話ししたら、どうでしょう!加齢による白内障だったんですよ。弱視だと決めつけていた自分が恥ずかしかったですね。
早速、左眼の手術をお願いしました。レンズも左右のバランスを考えた上で、健康保険が可能で、しかも、見える距離も広い最適の眼内レンズを入れていただいたんです。お陰さまで、手術後は美容室の仕事でも、手元のカットをしながらちょくちょく鏡を見ても、焦点がぼやけることもなく、快適そのもので不自由なく良く見えています。 店のお客様に「何かいいことがあったの?」と訊かれて驚いたんですが、何と私、仕事をしながら鼻歌を歌っていたみたいなんです。それだけ仕事が楽しくなったということもありますし、新しいヘアスタイルにもチャレンジしたくて、お客様に勧めたりしている自分がちょっと誇らしくなります。ここしばらく感じられなかった、仕事に対するやりがいみたいなものが感じられて、何だか若いころに戻った気分です。
最近は、犬の散歩も自分で行くようになりました。周りの景気がきれいで、世界が変わったような気がします。「私の人生は、まだまだこれからよ!」と言いたいくらいに私自身を変えてくれた手術に感謝するとともに、今度はぜひ右の眼も手術したいと思っています。

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