むらかみ眼科クリニック MURAKAMI EYE CLINIC

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Cataract 白内障

09.健康保険のみで快適な
視生活を実現する当院開発の新治療
「コンフォート・モノビジョン法」®
(特許庁認可登録)による最新の
白内障手術

健康保険のみで遠方から近方まで広い明視域で快適な視生活を実現する当院開発の「コンフォート・モノビジョン法」®(特許庁認可登録)

当院での白内障手術の重要なポイントとして、いかに患者さんの希望に合った眼内レンズと適正な度数を入れるかに注力しています。さらに、保険適用内の単焦点眼内レンズや低加入分節型眼内レンズ(レンティス・コンフォート)や高次機能非球面単焦点眼内レンズ(アイハンス)においても、片眼手術に比べて、両眼加算効果により遠方の良い視力だけでなく、より良好な近方から中間距離の視力も得られるようになります。
さらに、これらの保険適用内の高付加価値眼内レンズなどを用いて従来のミニ・モノビジョンとマイクロ・モノビジョンの両者の長所を統合させた当院独自の「コンフォート・モノビジョン法」®という治療法を開発し、治療法として特許庁に認可登録されています。この新しい治療法である「コンフォート・モノビジョン法」®では、患者さんがどの距離を一番見たいかをきちんと確認した上で、まず利き眼の手術で最適な距離の視力に合わせます。そして、利き眼の手術からできるだけ1〜2週間程度空けて、利き眼に対してベストマッチな眼にして差し上げるための手術戦略を立て、レンズと度数を的確に選び、他眼の手術を実施することで、両眼での遠方から近方までの広い明視域を創り快適な視生活を実現できるように努めているのです。このため、当院では、白内障の手術が必要となり実施が決まったら、次に大事な点として、患者さんの職業や生活習慣、趣味などのライフスタイルを中心に、どの距離が最も大切かを聴き出す問診にも注力しています。一般に、人は無意識に行動していることが多く、普段は当たり前のように取っている視距離は、本人が考えているよりもっと重要なものです。
日本眼科学会総会での北里大学医療衛生学部の川守田准教授による高齢者の生活習慣における眼を使う距離の調査研究報告によれば、運転や散歩などの遠方視力以外に、テレビやパソコン、食事や調理、運転時のカーナビや計器、趣味の囲碁や将棋、パチンコや麻雀などの特に中間距離を、かなりの頻度で見ていることが分かってきました。
このような点から、当院では保険診療内での単焦点眼内レンズ以外にも低加入度数分節型眼内レンズ(レンティスコンフォート)、および高次機能非球面単焦点眼内レンズ(アイハンス)などの使用や、これらの各眼内レンズの特長を生かした「コンフォート・モノビジョン法」®により、すべて健康保険のみの低額で遠方から中間、近方までの広い明視域での快適な視生活の実現を図っています。

患者さんの職業や生活習慣、趣味などのライフスタイルを中心に、どの距離が最も大切かを聴き出す問診にも注力しています。

患者さんの生活スタイルで選ぶ「コンフォート・モノビジョン法」®

それでは実際に、患者さんはどのような点を考慮して、当院のスタッフと一緒に眼内レンズや度数を決めていけば良いのでしょうか?実例を挙げて説明していきしょう。

車の運転を日常的によくされる方

高齢の白内障患者さんでは、免許更新のために手術を考える方もかなり多くいらっしゃいます。運転以外にもカーナビや計器盤もよく見たいという希望があれば、利き眼を正視に合わせ、他眼を-0.5D〜-0.75Dの軽いモノビジョンにすると、とても具合が良いと好評です。レンティスコンフォートやアイハンスの使用で、快適な視生活が実現できます。
ただし、トラックやタクシーの運転業務などで長時間遠方距離での精密な視力を重視する方には、モノビジョン法ではなく両眼とも正視に合わせ、手元の細かい文字などをしっかり見ようとする時のみ軽い度数の老眼鏡やCMでも有名なメガネ式ルーペ(商品例 : ハズキルーペ)などを使用することをお奨めしています。

もともと近視があり、室内で過ごすことが多く、時々運転もされる方

-0.5D程度のレンティスコンフォートまたはアイハンスを使用して軽度の近視に合わせることで、遠方の視力も適度に見えて中間距離もよく見え、近方もほぼ不自由なく見えるため、すべての距離において非常に高い満足度が得られます。
なお、運転せずに屋内で過ごすことの多い方や、近視が強い割に弱いメガネをかけていて物を近づけて見るクセのある方、あるいは室内でメガネなしで生活したいと希望される方などの場合には、レンティスコンフォートやアイハンスを用いることで遠方の視力を0.8程度に合わせながら、中間(約70cm)〜近方(30約cm)まで良好な視力が維持できる「コンフォート・モノビジョン法」® が適しています。

もともと遠視で、遠くがよく見えるほうがよい方

若いころは正視の方でも、年を重ねると水晶体の弾力が低下して硬くなるため、多くの方が遠視になります。遠視は遠くが良く見えると勘違いされやすいのですが、実際には加齢に伴い遠近両方が見えづらくなり、遠近両用メガネが必要となります。
高齢者で老眼鏡などが苦にならない方は、両眼とも正視に合わてレンティスコンフォートやアイハンスを使用することで、遠方だけではなく中間距離まで満足が得られます。手元で細かい文字を近付けて読んだりする近方視の際には老眼鏡が必要となりますが、「コンフォート・モノビジョン法」®によって利き眼を正視にして他眼を軽い近視にすることで、遠方から近方まで裸眼でもほぼ不自由なく快適な視生活を楽しめます。

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